桃色のアリス ~暗黒の魔女とアリスの想い~

六章 愛した奇跡

 ――ねぇ、貴女はいつ夢から覚めるのかしら。
 悲しげな声が、遠くなっていく。どこか懐かしくて柔らかな女性の声。もう遠い過去になってしまった、私の、私の――