翌週はもう夏休み明けだった。
まだざわつきの残る放課後、わたしはマヨと共に茶道部の部室へと向かっていた。
足取りは、重い。
ほかの茶道部員に見られたらと思うといても立ってもいられない心境だった。
だけど。会いたい。
龍崎先輩に会って、ちゃんと話したい。
──迷惑じゃないです。
そのひと言だけでも、伝えたかった。
「早く来すぎたかな?」
マヨがそっと部室をドアの小窓から覗く。中はしんとしていて誰もいないようだった。
試しにドアの取っ手に手をかけてみるも、ばっちり鍵が掛けられているらしい。
「どうする? ここで待つ? それとも先生に鍵もらってきちゃう?」
やっぱり今日はやめておく、って選択肢はないんだ、と少しガッカリしつつ、このまま部室付近をうろついているのは精神的にもキツいから「教室にもどって30分後にまた来ることにしよ」と提案した。
まだざわつきの残る放課後、わたしはマヨと共に茶道部の部室へと向かっていた。
足取りは、重い。
ほかの茶道部員に見られたらと思うといても立ってもいられない心境だった。
だけど。会いたい。
龍崎先輩に会って、ちゃんと話したい。
──迷惑じゃないです。
そのひと言だけでも、伝えたかった。
「早く来すぎたかな?」
マヨがそっと部室をドアの小窓から覗く。中はしんとしていて誰もいないようだった。
試しにドアの取っ手に手をかけてみるも、ばっちり鍵が掛けられているらしい。
「どうする? ここで待つ? それとも先生に鍵もらってきちゃう?」
やっぱり今日はやめておく、って選択肢はないんだ、と少しガッカリしつつ、このまま部室付近をうろついているのは精神的にもキツいから「教室にもどって30分後にまた来ることにしよ」と提案した。
