「えっ……」
校門のところで、わたしは銅像みたいにカチン、と固まった。
数秒して、やっと口が動いた。
「かっ」
先輩は「?」という顔をする。
「か……勘弁してくださいっ!」
ばっこん、と相手を思い切り殴りたい衝動に駆られたけどこのお美しいお相手にそんなことできるわけもなく、わたしはただただ首をぶんぶん横に振った。
勘弁! まじで、勘弁だよ!?
あまりのことで咄嗟にひどいことを言ってしまったかも、と心配したけど龍崎先輩は案外平気そうだった。「くはは」と無邪気に笑って、「信じないんだ」と独り言みたいに言う。
その瞳がふいにちょっと寂しげに見えて、わたしはやっぱり戸惑った。
校門のところで、わたしは銅像みたいにカチン、と固まった。
数秒して、やっと口が動いた。
「かっ」
先輩は「?」という顔をする。
「か……勘弁してくださいっ!」
ばっこん、と相手を思い切り殴りたい衝動に駆られたけどこのお美しいお相手にそんなことできるわけもなく、わたしはただただ首をぶんぶん横に振った。
勘弁! まじで、勘弁だよ!?
あまりのことで咄嗟にひどいことを言ってしまったかも、と心配したけど龍崎先輩は案外平気そうだった。「くはは」と無邪気に笑って、「信じないんだ」と独り言みたいに言う。
その瞳がふいにちょっと寂しげに見えて、わたしはやっぱり戸惑った。
