二時間目も半分を過ぎた体育館。 真新しい制服に身を包んだわたしたち一年生は、茶色とオレンジ色の間みたいな色をしたツヤツヤの木の床の上に座らされていた。 ぼうっと眺める先は舞台の上。 単調につづいてゆく部活紹介。飽きてそろそろ体育館内の空気が死に始めていたはずだったのに、ある部活の紹介がされると途端にぎゅお、とその息を吹き返した。 「ひゃぁっ……」 端のほうの女子生徒の小さな悲鳴。 それが、みるみるうちに体育館全体にザワつきとともに薄く拡がる。 「茶道部部長の龍崎(りゅうざき)です」