お抹茶王子にキョーミないですっ!

「過度な反応をしないで」
「すっ、すみばせんっ!」

 ひいいいい! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! やっぱりさつき先輩、わたしのことまだ怒ってますよね?


「あなたには一年生代表として、文化祭でお茶を点ててもらいます」


「……へっ!?」

「なにか?」

「や……。なんでわたしなんですか?」


 実力でいえば入部以前からマサミ先生のところで茶道を習ってきたやよいちゃんが一番のはず。わたしなんか、まだ始めたばかりなのに。


「マサミ先生がお決めになったことです」

「へ……」

「将来を案じて試されている、と捉えることもできますね」


 真顔でパキン、と固まった。

 うう、さつき先輩、やっぱりわたしのこと……。


「粗相をすれば一巻の終わりかもしれません」

「あわわわわ……」

「なーんて。冗談です」

「…………は、はい?」