「大学教授のお父様!?」
「う、うん。すごいよね」
翌朝の通学路でマヨに話すとそんな大きなリアクションを返された。
「それにしてもまさかスズママが知ってたとはねぇ」
「わたしもびっくりだよ」
だけど結局どこに住んでるだとか詳しいことはわからなかったんだ。
「でもその話だと、やっぱり龍崎先輩と結ばれるにはマサミ先生に見初められるしかないってことなんだ」
「……ええ? 見初められるもなにも、さつき先輩が許嫁なんだから」
「いやそれでもさ」
ピン、と立てたマヨの人差し指がわたしの鼻先へと向く。
「マサミ先生が『跡継ぎに相応しい』って思ったら、誰にでもチャンスはある、ってことじゃないの? 当然、スズにも」
「……へ?」
なにをおっしゃるのか。
「勝負してみる? さつき先輩と」
「む、むりむりむりむりっ!」
絶対勝ち目なしだよっ!
「でも龍崎先輩はきっと応援してくれるよ?」
「それでも無理だよ!」
あんなパーフェクトな人になにで挑んでも完敗だよ絶対! ジャンケンすら勝てる気がしない!
「ええー? ここで勝負しないとクライマックスの盛り上がりシーンにならないじゃんっ!」
「知らないよそんなの!」
「その必要はないよ」
言い合うわたしたちの間を割るのは、マヨが「ひょええええええっ!」と大声で叫んでから泡を噴いて卒倒するほど驚く存在の人だった。
「う、うん。すごいよね」
翌朝の通学路でマヨに話すとそんな大きなリアクションを返された。
「それにしてもまさかスズママが知ってたとはねぇ」
「わたしもびっくりだよ」
だけど結局どこに住んでるだとか詳しいことはわからなかったんだ。
「でもその話だと、やっぱり龍崎先輩と結ばれるにはマサミ先生に見初められるしかないってことなんだ」
「……ええ? 見初められるもなにも、さつき先輩が許嫁なんだから」
「いやそれでもさ」
ピン、と立てたマヨの人差し指がわたしの鼻先へと向く。
「マサミ先生が『跡継ぎに相応しい』って思ったら、誰にでもチャンスはある、ってことじゃないの? 当然、スズにも」
「……へ?」
なにをおっしゃるのか。
「勝負してみる? さつき先輩と」
「む、むりむりむりむりっ!」
絶対勝ち目なしだよっ!
「でも龍崎先輩はきっと応援してくれるよ?」
「それでも無理だよ!」
あんなパーフェクトな人になにで挑んでも完敗だよ絶対! ジャンケンすら勝てる気がしない!
「ええー? ここで勝負しないとクライマックスの盛り上がりシーンにならないじゃんっ!」
「知らないよそんなの!」
「その必要はないよ」
言い合うわたしたちの間を割るのは、マヨが「ひょええええええっ!」と大声で叫んでから泡を噴いて卒倒するほど驚く存在の人だった。
