「ところで二人はなにを聞きにきたの?」
訊ねられて、ああ、とマヨが顔を上げる。
「先生、龍崎先輩は今日は来てませんか?」
「龍崎くんなら今日はたしか欠席だったかと」
「ご病気ですか?」
マヨが訊ねると「家の用だったかな」と言う。
家の用。たしか前回の部活もそんな欠席理由だったような。
ざわ、と胸騒ぎがした。
「うーん。気になるねぇ」
探偵マヨはまた腕組みをしてまだ日の高い夕方の通学路を日傘片手に歩く。
「『家の用』って、なんだろ」
「……さあ」
「あら? 今お帰り?」
聞き覚えのある凛とした声。よく似てるけど少し高いほうが先輩で、低いほうがわたしたちの友達。今聞こえたのは『低いほう』だった。
「やよいちゃん……!」
服装は制服姿のままだった。
「や、やよいちゃんこそ、どうして?」
わたしが訊ねるとやよいちゃんは手に持った手提げカバンを示して「今からお稽古なの」と答える。
「マサミ先生のところで」
思わずマヨと顔を見合わせた。
訊ねられて、ああ、とマヨが顔を上げる。
「先生、龍崎先輩は今日は来てませんか?」
「龍崎くんなら今日はたしか欠席だったかと」
「ご病気ですか?」
マヨが訊ねると「家の用だったかな」と言う。
家の用。たしか前回の部活もそんな欠席理由だったような。
ざわ、と胸騒ぎがした。
「うーん。気になるねぇ」
探偵マヨはまた腕組みをしてまだ日の高い夕方の通学路を日傘片手に歩く。
「『家の用』って、なんだろ」
「……さあ」
「あら? 今お帰り?」
聞き覚えのある凛とした声。よく似てるけど少し高いほうが先輩で、低いほうがわたしたちの友達。今聞こえたのは『低いほう』だった。
「やよいちゃん……!」
服装は制服姿のままだった。
「や、やよいちゃんこそ、どうして?」
わたしが訊ねるとやよいちゃんは手に持った手提げカバンを示して「今からお稽古なの」と答える。
「マサミ先生のところで」
思わずマヨと顔を見合わせた。
