お抹茶王子にキョーミないですっ!

 涙が出たら、つられるように言葉も出た。

「せんせ……」

 ぎゅ、とわたしの冷えた手が握られた。マヨだった。

 力が湧く気がした。
 言おう。言ってもいい。


「わた……し、……ほんとは」

 龍崎先輩のそばにいたい。
 みんなと部活がしたい。

 もっと笑って、もっと学んで、もっと、もっと、中学生活を楽しみたい!


「辞めたくない…………っ!」


 こらえ切れなくなって、両手で顔をおおってわんわん泣いた。マヨがぎゅう、と抱きしめてよしよししてくれたから、ギリギリで立っていられた。


 気づけば先生も立ち上がってわたしをよしよししてくれていた。

「よく言ったね」

 囁くように褒めてもらった。