ってそんな茶化してる場合じゃ なかったっけ。 「い~い度胸してんじゃん?」 口調はチャラいがその美しい顔に 浮かんだ笑みがむちゃくちゃ怖い。 うわ~本格的にヤバイよ。 睨み合ったまま じりじりと間合いを詰めている 二人の間に入って両手を広げる。 「まぁまぁまぁ。 穏便にいきましょうよ。」 間にあたしがいる限り 殴り合いにはならないだろう。 ってか殴り合い始まったら かなりショックなんですけど。