見渡してみると 剥き出しの大理石の岩肌に 取付けられた無数の燭台。 その燭台の蝋燭に 火が灯っていた。 いつの間に! これぞファンタジーの世界!! 1人感動しつつも 必死に歩を進める。 これ以上差をつけられたら もう追いつけない。 HPはほとんどゼロ状態。 HP・・・ あたしも結構ファンタジーの世界に 馴染んできたじゃん。 一人にやにやしていると 呆れたような声が 頭の上からふってきた。