「こ、ここ?」 はぁはぁぜぇぜぇ。 息を整えながら 銀の瞳を見上げた。 が、視線を逸らされる。 「そうだ。行くぞ。」 そしてこちらを チラッとも見ないまま スタスタと歩き出してしまった。 機嫌戻ってまた戻り。 あ~めんどくさ。 生来ものぐさなあたしは そこで考えることを放棄した。