「砂ボコリをたくさん浴びちゃって。 汚れを落としたいんだけど 用意してもらえる?」 「も、もちろんですわ! すぐに湯浴みの支度を致します!」 アリスちゃんが 現実世界に戻ってきた。 あ~よかった。 うまく話し変えられて。 パタパタと走り去ってゆく後姿を 見送りながらホッと息をつく。 と同時にハッとする。 「・・・湯浴みってことは着替え・・・」 ちーん。 あたしってば自爆した模様。