緑と青の世界にオレンジ色が 混ざりこんでゆく。 もう夕暮れが近いらしく 少し風が冷たくなってきた。 「あたしユウミ。あなたは?」 寄りかかったまま 目線を斜め上に向ける。 「レグザールだ。ユウミ。」 感情のこもった声。 あたしを見下ろす銀色の瞳は おじいちゃんを思い出させる。 背中がとても暖かかい。