「みんな~おはよ~♪」 真新しい木の匂いのするドアを 勢いよく開けたと同時に。 数秒後にやってくる衝撃を 受け止める体制をとる。 「おはよ~! ユウミお姉ちゃん!!」 「ユウミ!!」 「ぼくもだっこ~~!!」 どんっ。 どすっ。 どかっ。 色とりどりの ちっちゃな柔らかいものが 一斉に飛びついてきた。 ・・地味に痛い。