ようやく上半身を起こして う~んと伸びをする姿に 悪びれた様子は微塵もなかった。 ごつっっ。 「いでっ!! あにすんだよぉ~!!」 頭を抱えて倒れこむ レイヴァールに 同情の余地は一切ない。 余地があってもする気もない。 痛む拳を軽く振りながら 深いため息をつく。