「今日のメニューも楽しみだね。」 お城の料理長の腕前は かなりのもの。 レパートリーも幅広い。 何よりも 人に作ってもらったものを 食べるというのが贅沢なのである。 「ああ。」 大きな手をとると 軽く握りかえしてくれる。 なんだか あったかい気持ちになりながら レグザールの部屋を 後にした。