「だったらなんで・・。」



だってこの人

首から足首まで

びっちり隙間ない服を

作ってきそうなんだもん。



こんなあったかいとこで

そんなもん着れるか。



もうすっかり慣れちゃったし

このコスプレのがマシだ。



心の中でぶつぶつ言いつつ

不安そうに揺れる

色素のうすい銀色の瞳を

見上げる。