推し様♡溺愛注意報

 ふわぁっ、ファンミ、もう終わっちゃった。
短かったけど、生ゆうと声をしっかり耳に焼きつけることができたから大満足だよ!
 荷物を整理して…、よし!
帰る準備ができて、帰宅しようとした瞬間、
「ばあ!」
わっ。
私の目の前ににゅっと顔面国宝級のイケメンが現れた。
え、ゆうと君…?
「えへへっ、ちょっと一緒に話したくて。」
ひょええええー!!
ゆうと君が?私と?話したいっ??
というか先程のクールさは何処へ…。
「スタッフさんとかマネージャーさんとかとお間違えになられているのでは…。」
私が人間違い説を提唱すると、
「そんなわけないよ。こんな可愛い子、間違えるわけない。」


…。
ばっさり否定された。
「人間違いじゃないなら、なぜ私めのようなつまらない人間とお話しようと?」
「…。」
あの〜、聞いておられますか?
私がそっとゆうと君の麗しいお顔を覗き込むと、なぜか…、顔が真っ赤になっている。
「ゆうと様?」
「…絶対に誰にも言わないって約束してくれる?」
え?それはもちろん…
「はい!この命が尽きたとしても、必ず他言しないとお約束いたします!」
私がそう言うと、ゆうと君はそんなこと言わないでよとちょっと笑ってくれた。
「長くなるんだけど…、」
と前置きして、ゆうと君は今日のライブ中にあったことを話してくれた。