推し様♡溺愛注意報

 いつもなら、最高だったな…、で帰る。
でも今日は違う。
今日はこのあとフォンミーティングをやるんだって!しかも、選ばれたファンしか入れないの。
もちろんゆうと君が活動を始めた頃から応援してる私は参加することができた。
参加できなかったリスナーの子たちの分もきっちり楽しもう…!
 えっと…確かココを曲がれば会場は目の前、、、のはずなんだけど、み、道に迷っちゃた!?
私は昔から方向音痴だし土地勘も無い。
ファンミに遅れる〜!
誰か助けてー!神様でもお母様でもゆうと様でも通りすがりの誰かでもいいから〜!
 「助けるか?」
はい!誰でもいいから助けて!
「じゃ、助けるぞ」
はいヨロシクおねがいします。
ん?んんんんん?
さっきから私、誰と喋ってるの?
幻聴かなあ?
 「おい。」
ま、いっか。
「聞け。」
迷ってることにはかわりないし。
「だから聞けって!!!」
ぴわっ!
突然現れたフードにサングラス、さらにマスクまでした誰かさんに肩をつかまれ、パニック状態になる。
「助けろって言ってたから助ける。」
は、はあ。そう言われても、知らない人だし、怪しいし。
「じゃあこれで分かるか?」
怪しい誰かさんはフードとサングラスとマスクを外す。
あっっ!
ゆうと…君?
「ああ。STARプロモーションのゆうとだ。」
え、本物?
「まあな。それよりファンミーティング、行くんだろ。」
う、うん。何で分かったんだろ?
「ならこっちが近い。」
近い近い近い近い近いっ!
顔が近すぎる!
私は眩しすぎるゆうと君の顔面にドギマギしながら案内してもらった。
 「ほら、ここだ。」
ありがとうございますぅー!!!
わざわざここまで案内してくれて優しいな…。
でも。何でゆうと君はあそこにいたんだろう。
「じゃあな。俺はもう行く。」
あ、うん。
もう少し2人がよかった、なんて言ったら迷惑かな。