好きです、先輩。別れてください

「いちばんの悩みなんだけど……別れなきゃなのかな?」


「2人のことは私にはわからないけど───絆菜はどうしたい?」




優しい仁那の笑顔を見てると、だんだん安心してくる。



私は─────私はどうしたい?




「私は……別れたくないけど、先輩のことを想うなら、別れたほうがいいと……思う」


「そっか。でもそんなに急ぐことじゃないんでしょ?」


「うん」


「いっぱい悩んで決めたらいいよ。私は絆菜が選んだことを応援する」


「仁那ぁ」




ぎゅっと抱きついた私の頭を、ぽんぽんと撫でてくれる仁那。


頼りになる親友がいてほんとによかった。




「いつも相談いっぱいのってくれてありがとう〜。何かお礼させて!」


「いいよいいよ、そんなの」


「私はしたいの!」


「え〜、じゃあ今度コンビニアイス奢って」


「お安い御用です!」




コンビニアイスくらいいつもの感謝に比べれば!


奢るのはハーゲンダッツにしようと考えながら、昨日のドラマの話に移った。