好きです、先輩。別れてください

「バレー始まるって〜」


「は〜い、今いく!絆菜ちゃん、いこ」


「うん」




羽織っていたパーカーを脱いで、待機場所の水筒の横へ畳んでおいておく。


バレーって苦手なんだよなぁ。


バスケとかサッカーよりはマシだと思ったんだけど。




「2年2組対2年5組、スタート!」




今回の試合は同学年対決。


予選で同学年の中で順位を決めて2クラスだけが決勝に進める。




「2組がんばれ〜!」


「5組いけぇ!」




私は2年2組。仁那やみんなの応援が聞こえる。


ほとんどはバスケへの応援だと思うけどね。




「絆菜ちゃん!」


「あっ、わぁ!」




5組はバレー部が3人いるから強い。対して、私たちはバレー部ひとり。


もちろん圧倒的に負けている。




「2組ー、バスケ勝ったぞ!」


「マジ!?やったー!」




バスケが勝ったらしく、クラスメイトの喜びの声が。


それで強くなれるわけじゃないけど、やっぱり自分のクラスが勝つと嬉しい。




「やった!」


「絆菜ちゃんナイス!」




なんか調子のってきた!バレー苦手だけどがんばれる、かも───