好きです、先輩。別れてください

「おはよ!」


「あっ、絆菜!もう風邪大丈夫なの?」


「うん、完全復活〜」




私が学校にいけたのは水曜日から。しつこい風邪じゃなくてよかった!


次に、キョロキョロと私が探すのは猫葉くん。


雑用係を任せちゃったの、やっぱりちゃんと謝ったほうがいいだろうし。




「猫葉くん!ごめんね、雑用係任せちゃって…」


「風邪なんだからしょうがないでしょ。たいしたことしてないし」




聞くと、ほんとにたいしたことはしてなかったみたい。


黒板消したり、ちょっとしたプリントを運んだり……。


普段だったら日直がやるようなことを任されているだけだと。




「そっか、よかった〜」


「……サボれてラッキー、じゃないの?」


「なんで?」




きょとん、とほんとによくわからなくて聞き返す。


そんな私を見て猫葉くん、眉根を寄せる。




「猫葉くんに仕事任せちゃったら申し訳ないなって思ってたし。任された仕事はしっかりやり遂げたいでしょ?」


「……桜庭さんはまっすぐだよね」


「そうかな、普通じゃない?でもまあ、ありがと!」




まっすぐ……、褒め言葉だよね?


やった、あんまり人のこと褒めなそうな猫葉くんに褒められた〜