好きです、先輩。別れてください

食べすすめながら、明日は学校休みかもなって考える。


……あれ?私って明日から1週間、猫葉くんとの雑用係を任されてなかったっけ…




「やば……どうしよう」




LINEで謝るにしても猫葉くんとは繋がってないし……。いや、クラスLINEから繋がればいけるかな。


でも、急に繋げたら猫葉くんに鬱陶しがられるかも……


でもやっぱり、謝らないのも違うよなぁ



そうして悩みまくった末に───




《桜庭です、突然ごめんね》


《実は熱を出しちゃって明日行けなそうなんだよね……》


《雑用係任せちゃったらごめん》




クラスLINEから猫葉くんの名前を探し、追加を押してメッセージを送った。


雪弥、という名前の横には白猫のアイコン。猫葉くんって猫飼ってるのかな?


名前表示を自分に合わせて変える派の私は、わかりやすいように"冬弥"という表示を"猫葉くん"に変えておいた。



そんなすぐには返事は来ないと思い、ベッドの上で目を閉じる。


おでこに貼った冷えピタは、少しぬるくなってきていた。




ぴろんっという通知音で目を覚したのは、LINEを送ってから1時間経ってから。




《そんな大変じゃないだろうし気にしないで》


《お大事に》




スタンプもびっくりマークもないシンプルな返事だったけど、拒否されることはなくてほっとした。


お大事に、という言葉には猫葉くんの優しさが滲んでる。



先輩と付き合ってすぐのころも、こんなふうに体調を崩したことがあったな……