好きです、先輩。別れてください

「終わった!」


「こっちもちょうど終わった」




あれから5分くらいで資料整理は無事終了!




「これ職員室持っていくんだっけ」


「そうだよ〜、先生が待ってるって言ってた」




と、言っても5個に分かれたプリントの山は一度で運んだら大変そう……


重ねたら混ざっちゃうし2往復しないとかな、なんて考えていると──




「付箋かなんかない?」


「え、付箋?あるけど何に使うの?」


「教科ごとに付箋貼っといたら重ねても混ざらないでしょ」


「……確かに!猫葉くん天才!」




私1人だったら絶対に思いつかなかった!とはしゃいでいる私を見て、ふっ、と息を吐くように笑った猫葉くんはモテモテなのも納得。


私でも一瞬ドキッとしちゃうような表情を浮かべている。




「猫葉くんってそういう感じで笑うんだね……」


「……は?」


「あっ、いやいや!悪い意味じゃなくてね?いつも寝てるから新鮮だな〜みたいな」




無意識にぽろっと溢れでた本音──は決して聞き逃されることもなく……


もしかして怒っちゃった?


ちょっと低くなった声にビクビクする。