「まあ人それぞれか。──男子と合流しないとだね」
「ブルーシートのとこで待ってたら来るでしょ。先に待ってよ」
仁那の言葉通り、私たちがブルーシートで待ち始めてから5分くらいで男子は戻ってきた。
───両手に袋を抱えて。
「ちょっと買いすぎじゃない!?」
「余ったら俺らが食べるしこんくらいがちょうどいいって」
「俺は途中で止めたんだけど、希兎止まんなかったわ」
「はぁ〜」
大きなため息ひとつは仁那。
にかって笑っている希兎くんは誰もが許してしまう謎パワーを持ってる。今もそう。
下駄を脱いでいそいそと上がってくる2人と共に、食べ物のソース臭。病みつきになる匂い。
「どれから食べる?俺は絶対トルネードポテト食べたいんだけど!」
「ポテト系のやつ、チーズのロングポテトもあるんだけど……」
「えっ、だって仁那そういうの好きだろ?」
「……そーだね」
お〜、照れてる照れてる!
希兎くんの天然のわかってますよ感で仁那が照れてる!
希兎くん今のめっちゃ彼氏っぽかった!
「桜庭さんどれ食べる?」
「えっと……、猫葉くんは?」
「俺は焼きそばでもたべようかな」


