好きです、先輩。別れてください

先生が目を向けた先、スヤスヤ眠っているのは猫葉 冬弥(とうや)くん。


ちなみにこの猫葉くんがかなりのイケメンさんでして……。名字もなんだけど、全体的にねこっぽいのも含めてモテモテでして……。


つまり、何が言いたいのかというとね?




「せんせ〜、ウチらも資料整理やろっか〜?」




いつもあまり話せない猫葉くんと話す機会を狙って女の子がいっぱい来るっていうことで。


当然、私が猫葉くんと2人きりになったらその女の子たちに何て言われるかわかんない……!




「いいんだよ、これは居眠り常習犯の猫葉とマイワールド常習犯の桜庭にやらせるから」




不満そうな女の子たちの声よりさらに大きく、どっと笑い声が響いた教室。


マイワールド常習犯ってどういうことなの先生……。



いや、今はそんなことはどうでもいいんだ。とりあえず聞かなかったことにしてあげるよ、先生。




「先生!私、資料整理くらいひとりでできます!朝飯前です!」




今の最重要事項は猫葉くんと資料整理しないこと。


まだ2年生のクラスが始まってから2ヶ月ちょっとしか経ってないのに女子を敵にまわしたくないよ。