イケメン刑事(デカ)は ちょい悪美女を囲い込む

圭介と結花は皆を見送ってケイタリング業者が綺麗に掃除までしていってくれたリビングのソファーに座り、改めて二人で生きていくことを再確認した。

落ち着いたら結婚式を挙げようなという圭介の言葉に頷いて自分にも隣りにいてくれる優しい夫ができた事をしみじみありがたいと思った。

結花は圭介の肩に自分の頭を預けて広いリビングを見まわした。

つい半年ほどまえは、IT会社の仕事とカフェでのバリスタとしての仕事に楽しみを見出して、カフェと自宅を往復することが結花の小さなだけどお気に入りの世界だった。

でも今は圭介に引っ張られてたくさんの人と知り合い、そんな人達と同じ目標をもって生きていこうとしている。

結花の世界は大きく広がっていったのだ。

スタッフは元警官がほとんどだが、警官NGだった結花はもうそんなことは思っていない。

皆優しくて仕事に真摯に向き合っている信用のおける人達だ。

圭介は結花の若き日の過ちの真実に目を向けて結花を理解してくれたのだ。

そして深く愛してくれた。圭介と巡り会えた事で大切な人がたくさんできた。

結花の事を受け入れてくれる圭介の家族、松尾のお爺さん、そして探偵事務所と調査会社のスタッフも皆大切な人達となった。

これからの仕事や皆との関係も楽しみで仕方がない。

8年間小さな世界で生きてきた結花が広い海原に圭介と手を繋ぎ乗り出していくのだ。

結花の胸には温かい希望の光と圭介への深い愛が揺蕩っている。

新しい未来に向けて結花は心からの笑顔を圭介に向けた。
               
                                    完