イケメン刑事(デカ)は ちょい悪美女を囲い込む

そして”Mr&Mrs Ogiwara detective agency”の方は、所長が圭介で副所長に鴻池淳太郎という警察を60歳で定年退職した元警察官と圭介が補導してずっと面倒を見ている杉本陽太という22歳の若者を雇った。

結花はコンピュータ部門の責任者だ。

一人しかいないけど…でも、調査会社のコンピューター部門の篠田達との連携もある。

後は女性のパートを一人頼む予定だ。

探偵事務所の経理は結花がやれる。

今までも事業主としてきちんと入出金管理も青色申告も自分でやって来たのだ。

でも、調査事務所と探偵事務所の二つの会社の税務などは専門の会計事務所に頼むことになる。

探偵事務所のパートの女の子も決まり、圭介をトップに総勢10名の小さな会社がスタートした。

圭介と結花は調査会社も始動し始めた日に、全員の顔合わせも兼ねて新居の5階に全スタッフを呼んで小さなパーテイを開いた。

ケイタリング業者を頼んだので、結花は何も面倒なことは無かった。

スタッフと料理やお花の飾りなどを打合せするだけで後は丸投げすればよかったのだ。

片付けまできっちりとやってくれるようだ。食器やグラスにテーブルまですべてケイタリング業者が持ってきてくれた。

結花は新しい会社の門出を祝いたくてシャンパンタワーやチョコレートファウンテンも頼んだ。

チョコレートファウンテンは完全に結花の趣味だったが、3段になったタワーから滝のように流れるチョコレートに串に刺した果物やマシュマロや小さく切ったスポンジケーキをくぐらせてチョコまみれの果物などを食べるのだ。最高に楽しそうだ。

そしてパーテイの日皆がそろうとまず圭介が案外真面目にスピーチしたのには少し驚いた。

”やるときはやるじゃん”と少し惚れ直したが、それを言うとまた図に乗るので言わずにおいた。

シャンパンタワーが始まるとは皆ほーっと言いながら真剣に見つめていた。

ピラミッド型に積まれたグラスにシャンパンがシュワーッとはじけながら流れ落ちていく様は圧巻だ。

なみなみと継がれたグラスを一人づつ手に取り、一番年長の鴻池が“二つの会社のオープンと皆の新しい門出に乾杯!”と音頭を取ってくれた。

全員が乾杯と唱和して、パーテイーは盛り上がっていった。

女性陣は3人だけだったので、シャンパンタワーを崩すのは男性陣に任せて、3人でチョコレートファウンテンの前に陣取った。

とくに結花はパーテイの間の半分の時間はチョコレートファウンテンを堪能していた。

そんな結花に篠田は”相変わらずチョコレートが好きだな“と言って笑っていた。

それを聞きつけた圭介が“結花はチョコレートが好きなのか”と篠田に詰め寄っていた。

そんなあほらしい事でも、篠田が知っていて自分が知らなかった事が許せないらしくその後30分は落ち込んでいた。

どんだけ~~と、陽太に揶揄われて皆の笑いを誘っていた。

皆楽しそうにパーテイの間中笑顔が絶えなかった。

結花は夏目裕美とその時初めて会ったのだが、気が合いそうで嬉しかった。

今度一緒にランチをして、その後買い物にも行く約束もできた。