イケメン刑事(デカ)は ちょい悪美女を囲い込む

その夜9時までのシフトが終わる頃、圭介が車で迎えに来てくれた。

カフェに入ると結花が着替えている間に、バイトやパートのスタッフに”いつも妻がお世話になってます“と満面の笑みで挨拶をかましてくれているではないか…

焦る結花にニコニコしながらそこのコインパークで待ってるからなと、爆弾だけ落として華麗に行ってしまった。

その後皆はキャーキャーと大騒ぎになり、結花は説明を求められたのは言うまでもない。

結婚することになったけど、まだ籍は入れてないといっても誰も聞いてやしない。もうお手上げだ。

圭介め!後でしっかり文句言ってやらないと、店長にも何も言っていないのに勝手に奥さん呼ばわりするなんて信じられない。

結花はとりあえず店長にラインして今日の売り上げと、少し話があるので時間を取ってもらうように書き添えた。、

このカフェは店長が一人でパートが3人あとは皆バイトだ。

そのシフト表を作るのにいつも店長は四苦八苦している。

結花が結婚したとなると辞めるのではと心配するだろう。

まだどうするかも何も話し合っても居ないのに圭介のフライングで店長に何と言っていいかもわからない。

帰りの車の中で圭介にブーブー文句を言っているにもかかわらず圭介はどこ吹く風で全然反省していない。

そんな事より今日は外で食べて帰ろうと呑気な事を言っている。そんな事って何だ!

イタリアンバルでパスタとピザと前菜やデザートはブッフェスタイルになっているので、結構な種類の料理を堪能して帰ったら、これまた結花はびっくり仰天。

ベッドがキングサイズベットに変えられていた。寝室は案外広いのだがキングサイズとなるとベッドの存在感がすごい。

結花はあまり家具など物を置いていないのでいいのだが、それでもキングサイズのベッドってどうなの。もう呆れて物が言えない

圭介の服や身の回りの物も空いてる部屋にきれいに整頓されていた。

洗面所には髭剃りや髭剃り用のクリームに男性化粧品が並んでいた。

この男侮れない。一緒に住む気満々なのだ。車も近くの駐車場をすでに契約したらしい。

たった半日でこれをすべてやってしまうとは恐れ入って文句を言う気も起らなかった。

ベッドにはきちんとシーツも掛けてあって羽毛布団もシングルが2枚ピンクとブルーの無地のカバーを掛けられた物がベッドの上に置いてある。もちろん枕もそれぞれに2個づつ同じ色のカバーを掛けてまるで新婚さんのベッドみたいで悩ましい。

「これで、思いっきり結花を毎晩抱けるな。シングルベッドじゃいつ落っこちるかと思って気が気じゃなかった」

「毎晩は無理、無理、手加減していただきたいです」

昨日はシングルベッドでも何不自由なく堪能されていたように思うのですがとは、言わずにおいた。