イケメン刑事(デカ)は ちょい悪美女を囲い込む

それから1週間後に圭介はカフェに来て今日は5時までの勤務だと聞くと夜行っていいかと聞いてきたので、じゃあ夜ご飯を用意しておくと言うと、満面の笑みで喜んで帰っていった。イケメンの破壊力を全開にして…

カフェでも圭介のイケメンぶりに結花を羨ましいと言うバイトの大学生の子がいるのだが、“結構年だよ。33歳らしい“と言うと、20代にしか見えないと言っていた。

確かに33歳には見えない。

顔もよくてスタイルもよくていつもニコニコチャライからだろうと結花は勝手に思っている。

結花はその夜得意のから揚げとふわふわのかに玉とトマトと豆腐の中華サラダを作った。

7時くらいに着くとラインが来たのでそのころに出来上がるように作っていると、7時少し前にインターフォンが鳴った。

「お疲れ様」と言って家に上げると。

「うわあ、めちゃくちゃいい匂い、今日はから揚げ?」

と言ったものの、内心は結花の”お疲れ様”に悶絶していたのだ。

毎日そう言ってもらえると最高だなあと顔がにまにまする。

「うん、一番得意なんだ。あとはかに玉に中華風サラダだよ。なんか気持ち悪い笑い顔してるけど、まず手を洗ってきて座って」

そう言うと結花は最後の仕上げに取り掛かり、ダイニングテーブルに華やかな料理が並んだ。

ワインがあると言うとその前に話したいと言って、向かいに座る結花の前に跪いて

「昨日上司に辞表を出した。だからもう刑事じゃないよ。まだ引継ぎがあって例の放火犯の取り調べが終わるまでは辞められないけど、俺は本気だ。結花、恋人とかそんなことすっ飛ばして結婚してくれ。刑事じゃなくなっても、結花に苦労は掛けない肉体労働でも何でもするし、結花が望むならカフェをやってもいいと思っているんだ。開業資金ならあるよ。それか探偵事務所なんてどう?結花のパソコンの腕と俺の刑事としての洞察力と警察のコネをフル稼働させれば二人で十分やっていけると思うんだ」

「もう、ほんとに圭介ってすっ飛んでるよね。刑事辞めてきたってどういう事よ。それに今日は恋人として付き合ってみるって返事するつもりだったのに、結婚って先走りすぎない?」

「ええ~っ、恋人OKなの、なら結婚もOKだよね。やったあ~、結花ありがとう。今度の休みに婚約指輪と結婚指輪を買いに行こう」

「ちょっと待って待って待って、結婚はまだ返事してない」

「ああ~嬉しくてお腹すいちゃった。ずっと緊張してて、お昼も食べてないんだ。結花の得意のから揚げ頂こう。早く座って」

もう、人の話聞いちゃいない。