結花は圭介の話の途中から涙が止まらなかった。
お爺さんに会ってきたんだ。結花の事全部調べて知っているんだ。
それでも結花を求めてくれている圭介にどう言ったらいいかわからない。
でも、また信じて裏切られるのが捨てられるのが怖かった。
実の親でさえ平気で結花を捨てたのだ。
結花は愛された記憶がない。親にも愛されなかった子供だったのだから、唯一恋人だったと思っていた徹は、事務所に押し入った時守衛のお爺さんを死んだ方が都合がいいと言ったのだ。
そして結花を置いて逃げて行った”俺達の事警察に売るんじゃないぞ“という言葉を残して…ただ結花の事を心配してくれて優しくしてくれたのは怪我をさせられた守衛のお爺さんだけだった。
少年院を出た後は必死で生きてきた。誰にも頼らずにというより頼る相手がいなかった。
男性と真剣に付き合ったこともない。フレンチレストランに行ったのも初めてだ。
あんな立派なレストラン一人で行けるわけがない。
一人暮らしを始めた時に生活の色々な事を教えてくれたのはお爺さんだった。
今でもお爺さんとは交流がある。
今では自分の本当の祖父のような気がしている。呼び方もお爺ちゃんになった。
もう80歳なのだがしっかりとしている。
早くに奥さんを亡くしてずっと一人暮らしをしているそうだ。
一人息子がいるが、アメリカに住んでいると言っていた。
結花はお爺さんの家を月に1~2度訪ねて行って、お昼と夕食を作って一緒に食べている。
お爺さんは結花の作る料理が好きだと言ってくれる。
次の日カフェが午後からでWEBの仕事が立て込んでいないときは泊ってくることもある。
翌朝朝食を作ってゆっくりして帰ってくるのだ。
お爺さんは味噌汁をたっぷりと作っておいてくれと言って、それを3日くらいかけて飲むのだそうだ。
その時に作り置きの惣菜やシチュウやカレーも作って冷凍庫に入れておく。
これで2週間は結花の味が楽しめると言って朗らかに笑うお爺さんが大好きだ。
お爺さんと一緒にいるときは心穏やかにいられる。
結花のWEBの仕事の話やカフェの話を聞きたがり結花は働きもんで料理も上手いんだからいい奥さんになるといつも言ってくれる。
そんなお爺さんは近所の囲碁クラブに毎日通っているようだ友達も多い。
守衛をやって怪我をしてからは息子さんに働くことは禁止されたようだ。
お金に困って働いていた訳ではなかったのだ。
暇だったから70歳過ぎても働ける仕事場だったので行っていたのだと前に言っていた。
それからは暇で仕方がないから囲碁クラブに顔を出したらのめり込んでいったようだ。
何にせよ夢中になれることがあって何よりだと結花は思う。
お爺さんに会いたくなった。圭介の事を相談したいと思ったのだ。
圭介には考えてみるから時間が欲しいと言ってあの日は帰ってもらった。
お爺さんに会ってきたんだ。結花の事全部調べて知っているんだ。
それでも結花を求めてくれている圭介にどう言ったらいいかわからない。
でも、また信じて裏切られるのが捨てられるのが怖かった。
実の親でさえ平気で結花を捨てたのだ。
結花は愛された記憶がない。親にも愛されなかった子供だったのだから、唯一恋人だったと思っていた徹は、事務所に押し入った時守衛のお爺さんを死んだ方が都合がいいと言ったのだ。
そして結花を置いて逃げて行った”俺達の事警察に売るんじゃないぞ“という言葉を残して…ただ結花の事を心配してくれて優しくしてくれたのは怪我をさせられた守衛のお爺さんだけだった。
少年院を出た後は必死で生きてきた。誰にも頼らずにというより頼る相手がいなかった。
男性と真剣に付き合ったこともない。フレンチレストランに行ったのも初めてだ。
あんな立派なレストラン一人で行けるわけがない。
一人暮らしを始めた時に生活の色々な事を教えてくれたのはお爺さんだった。
今でもお爺さんとは交流がある。
今では自分の本当の祖父のような気がしている。呼び方もお爺ちゃんになった。
もう80歳なのだがしっかりとしている。
早くに奥さんを亡くしてずっと一人暮らしをしているそうだ。
一人息子がいるが、アメリカに住んでいると言っていた。
結花はお爺さんの家を月に1~2度訪ねて行って、お昼と夕食を作って一緒に食べている。
お爺さんは結花の作る料理が好きだと言ってくれる。
次の日カフェが午後からでWEBの仕事が立て込んでいないときは泊ってくることもある。
翌朝朝食を作ってゆっくりして帰ってくるのだ。
お爺さんは味噌汁をたっぷりと作っておいてくれと言って、それを3日くらいかけて飲むのだそうだ。
その時に作り置きの惣菜やシチュウやカレーも作って冷凍庫に入れておく。
これで2週間は結花の味が楽しめると言って朗らかに笑うお爺さんが大好きだ。
お爺さんと一緒にいるときは心穏やかにいられる。
結花のWEBの仕事の話やカフェの話を聞きたがり結花は働きもんで料理も上手いんだからいい奥さんになるといつも言ってくれる。
そんなお爺さんは近所の囲碁クラブに毎日通っているようだ友達も多い。
守衛をやって怪我をしてからは息子さんに働くことは禁止されたようだ。
お金に困って働いていた訳ではなかったのだ。
暇だったから70歳過ぎても働ける仕事場だったので行っていたのだと前に言っていた。
それからは暇で仕方がないから囲碁クラブに顔を出したらのめり込んでいったようだ。
何にせよ夢中になれることがあって何よりだと結花は思う。
お爺さんに会いたくなった。圭介の事を相談したいと思ったのだ。
圭介には考えてみるから時間が欲しいと言ってあの日は帰ってもらった。



