そう言うと圭介は榊原に手錠をかけた。
榊原は展開について行けないようで手錠を掛けられた事に茫然としていた。
そして両側を刑事に挟まれてカフェの裏口から連れていかれた。
カフェの裏口に面する道路にはパトカーが3台も止まっていた。
世間を騒がせた連続放火事件は、最後の放火から2週間で急転直下解決して犯人が逮捕された。
結花の敏感な鼻のおかげだ。
朝榊原が来て結花に話があると言って帰った後、結花はすぐに圭介に電話をして、事の詳細を伝えたのだ。
そして男が渡した名刺を調べて、病院で働く掃除担当者であるとわかった。
医者以外はすべて本当の事だったらしい。
そして放火のあった時間帯は朝早くだったり夜遅くだったりまちまちだったのだが、朝早くの日は榊原は午後の出勤だったり、夜遅くの日は午後6時までの勤務だったりと言うように状況証拠も積みあがっていった。
だがなんにせよ民間人の鼻が利くからという匂いの証拠は弱い。
だが榊原は捕まったとたんすべて吐き出したそうだ。
家宅捜査でエタノールもカイロも見つかりおまけに地図に放火した所の日付と時間を書き込んでいた物も見つかった。
榊原の家は開業医で彼は医者志望だったのだが、3浪しても医大には合格しなかった。
それに反して3歳下の弟は優秀だったようで一発で医大を受かった。
その時点で榊原は医者を諦めたようだ。
弟は医者となり今は大学病院で勤務しているそうだが、行く行くは実家の医院を継ぐことになるようだ。
親は榊原に医療事務を勉強して弟を事務方で支えるように常々言っていたらしい。
プライドの高い榊原には耐えられない事だったらしく、ストレスがたまる一方でその捌け口が放火というとんでもない方向に行ってしまったという事だったようだ。
とにかくこの2カ月半練馬署の捜査一課の刑事たちには過酷な日々だったのだ。
事件解決で捜査本部が解散になり、みんなが慰労会に結花を呼びたいと言ったが、こんな野郎どもの獣臭いところに結花を呼べるわけがない。
匂いに敏感な結花の鼻がひん曲がるに違いない。絶対にダメだ。
圭介はそれは自分がきちんとお礼をするので、心配ないと言っておいた。
みんなブーブー豚かと思うような、不満を吐き出して酔いつぶれていたが、圭介は結花を死守したのだった。
特に相棒の佐野は煩かった。 結花に目を付けたのは自分が先だったのにとかなんとか言ってぶつくさ言っていたが、圭介は無視していた。
榊原は展開について行けないようで手錠を掛けられた事に茫然としていた。
そして両側を刑事に挟まれてカフェの裏口から連れていかれた。
カフェの裏口に面する道路にはパトカーが3台も止まっていた。
世間を騒がせた連続放火事件は、最後の放火から2週間で急転直下解決して犯人が逮捕された。
結花の敏感な鼻のおかげだ。
朝榊原が来て結花に話があると言って帰った後、結花はすぐに圭介に電話をして、事の詳細を伝えたのだ。
そして男が渡した名刺を調べて、病院で働く掃除担当者であるとわかった。
医者以外はすべて本当の事だったらしい。
そして放火のあった時間帯は朝早くだったり夜遅くだったりまちまちだったのだが、朝早くの日は榊原は午後の出勤だったり、夜遅くの日は午後6時までの勤務だったりと言うように状況証拠も積みあがっていった。
だがなんにせよ民間人の鼻が利くからという匂いの証拠は弱い。
だが榊原は捕まったとたんすべて吐き出したそうだ。
家宅捜査でエタノールもカイロも見つかりおまけに地図に放火した所の日付と時間を書き込んでいた物も見つかった。
榊原の家は開業医で彼は医者志望だったのだが、3浪しても医大には合格しなかった。
それに反して3歳下の弟は優秀だったようで一発で医大を受かった。
その時点で榊原は医者を諦めたようだ。
弟は医者となり今は大学病院で勤務しているそうだが、行く行くは実家の医院を継ぐことになるようだ。
親は榊原に医療事務を勉強して弟を事務方で支えるように常々言っていたらしい。
プライドの高い榊原には耐えられない事だったらしく、ストレスがたまる一方でその捌け口が放火というとんでもない方向に行ってしまったという事だったようだ。
とにかくこの2カ月半練馬署の捜査一課の刑事たちには過酷な日々だったのだ。
事件解決で捜査本部が解散になり、みんなが慰労会に結花を呼びたいと言ったが、こんな野郎どもの獣臭いところに結花を呼べるわけがない。
匂いに敏感な結花の鼻がひん曲がるに違いない。絶対にダメだ。
圭介はそれは自分がきちんとお礼をするので、心配ないと言っておいた。
みんなブーブー豚かと思うような、不満を吐き出して酔いつぶれていたが、圭介は結花を死守したのだった。
特に相棒の佐野は煩かった。 結花に目を付けたのは自分が先だったのにとかなんとか言ってぶつくさ言っていたが、圭介は無視していた。



