圭介と結花は顔を見合わせてしばらくぽかんとしていたが、二人してクスクス笑いだしてそのうち大笑いしてお腹が痛くなってしまったほどだ。
こんな異常な状況でテンションが上がってしまっていたのか、二人の笑いはなかなか収まらなかった。
笑いの発作が収まると
「実はこの連続放火の犯人の放火の種火が分からなかったんですよ。ガソリンでも灯油でも何か燃えやすい紙に火をつけたとかでも無くて、それが特定できなくて消防の方でもどん詰まりになっていたんです。だから、奥田さんすっ飛んで行ったんですよ。過去の現場も洗い直してみるはずです。結花さんお手柄ですよ」
「お手柄ってまだそうと決まったわけでもないでしょう?」
「まあ、あなたの鼻に賭けましょう」
などと訳の分からない事を言ったが、しっかり食事を済ませシチューはお代わりまでして、帰って行った。
美味しかった美味しかったと何度も言って…
またカフェにコーヒーを飲みに行くと言ってくれたので、結花は楽しみにしていますと言っておいた。
多分社交辞令だろうが…
放火の方はこの鼻が役に立つといいんだけれどと思いながら、食べた物を片付けて今日は朝早くに起こされたので少しゆっくりしようとソファーに座って雑誌を読んでいたらいつの間にか眠ってしまっていた。
お昼過ぎにまたインターフォンが鳴ったので、結花はそれで目が覚めた。
がっつり眠ってしまっていたようだ。
来たのは荻原だった。彼によるとやはりエタノールを揮発させてカイロの熱で着火させると言う方法が考えられるらしい。
カイロが少し燃え残っておりエタノールに関しては匂いもしないので科捜研に回されてカイロに付着していたエタノールが検出されたようだ。
そして犯人は病院に勤めている可能性が考えられた。
純粋のエタノールは一般家庭ではめったに使用しないが医院や病院ではよく使われる。
今までは全く五里霧中だったのだが、犯人を少しでも絞れることに捜査員たちはやる気に満ちていると言っていた。
練馬区の病院関係者を洗う事になったそうだ。
圭介はその後も捜査の進展を報告しに結花の家やカフェにもやって来て、今回の放火の事件の事ではなく色々な事件の面白い話を聞かせてくれたりした。
カフェに来るといつもカウンターに座って、結花がコーヒーを入れたりラテアートをするのを楽しげに見ていたりするのだ。
カフェのバイトの大学生の女の子達は圭介の事をイケメン刑事(でか)と言って、来るのを楽しみにしているようだ。
そしてなぜか最近では圭介と呼べと言われて圭介さん結花さんと呼び合うようになっている。
なぜそうなったのか結花にはとんと記憶がないのだが…
携帯の番号やラインアドも交換させられてこの頃では朝晩必ずラインが来るようになった。
警官嫌いの結花には珍しいが、圭介は刑事という感じが全くしないのだ。
結花のマンションが放火にあってから2週間位経った。
今日は結花のカフェのパートの日だ。朝から夕方までの勤務でコーヒーを何杯もいれるのだ。
結花はほとんどカウンターの中に居てコーヒーを入れていることが多いのだけれど、休憩などでホールスタッフがいないときは、結花も外に出てお客様のお相手をする。
こんな異常な状況でテンションが上がってしまっていたのか、二人の笑いはなかなか収まらなかった。
笑いの発作が収まると
「実はこの連続放火の犯人の放火の種火が分からなかったんですよ。ガソリンでも灯油でも何か燃えやすい紙に火をつけたとかでも無くて、それが特定できなくて消防の方でもどん詰まりになっていたんです。だから、奥田さんすっ飛んで行ったんですよ。過去の現場も洗い直してみるはずです。結花さんお手柄ですよ」
「お手柄ってまだそうと決まったわけでもないでしょう?」
「まあ、あなたの鼻に賭けましょう」
などと訳の分からない事を言ったが、しっかり食事を済ませシチューはお代わりまでして、帰って行った。
美味しかった美味しかったと何度も言って…
またカフェにコーヒーを飲みに行くと言ってくれたので、結花は楽しみにしていますと言っておいた。
多分社交辞令だろうが…
放火の方はこの鼻が役に立つといいんだけれどと思いながら、食べた物を片付けて今日は朝早くに起こされたので少しゆっくりしようとソファーに座って雑誌を読んでいたらいつの間にか眠ってしまっていた。
お昼過ぎにまたインターフォンが鳴ったので、結花はそれで目が覚めた。
がっつり眠ってしまっていたようだ。
来たのは荻原だった。彼によるとやはりエタノールを揮発させてカイロの熱で着火させると言う方法が考えられるらしい。
カイロが少し燃え残っておりエタノールに関しては匂いもしないので科捜研に回されてカイロに付着していたエタノールが検出されたようだ。
そして犯人は病院に勤めている可能性が考えられた。
純粋のエタノールは一般家庭ではめったに使用しないが医院や病院ではよく使われる。
今までは全く五里霧中だったのだが、犯人を少しでも絞れることに捜査員たちはやる気に満ちていると言っていた。
練馬区の病院関係者を洗う事になったそうだ。
圭介はその後も捜査の進展を報告しに結花の家やカフェにもやって来て、今回の放火の事件の事ではなく色々な事件の面白い話を聞かせてくれたりした。
カフェに来るといつもカウンターに座って、結花がコーヒーを入れたりラテアートをするのを楽しげに見ていたりするのだ。
カフェのバイトの大学生の女の子達は圭介の事をイケメン刑事(でか)と言って、来るのを楽しみにしているようだ。
そしてなぜか最近では圭介と呼べと言われて圭介さん結花さんと呼び合うようになっている。
なぜそうなったのか結花にはとんと記憶がないのだが…
携帯の番号やラインアドも交換させられてこの頃では朝晩必ずラインが来るようになった。
警官嫌いの結花には珍しいが、圭介は刑事という感じが全くしないのだ。
結花のマンションが放火にあってから2週間位経った。
今日は結花のカフェのパートの日だ。朝から夕方までの勤務でコーヒーを何杯もいれるのだ。
結花はほとんどカウンターの中に居てコーヒーを入れていることが多いのだけれど、休憩などでホールスタッフがいないときは、結花も外に出てお客様のお相手をする。



