校庭に大きな荷物が届きました

「この本面白いよ!」

「めっちゃグロそうw」

そんなやり取りを僕・菊池希は冷たい眼差しで見つめていた。

僕の通っているのはお金持ちが通う学校・西園寺学校。

最近はグロテスクな本が流行っている。

正直興味ない。

バカだねって思う。

けど………ね。

「希ちゃんは読まない?」

「うーん、いいや。怖いの苦手だし。」

僕は典型的な優等生。

みんなに冷たい態度を取るわけには行かない。

実は僕、怖いのは大好き。

だけど言えない。

優等生だから。

「そっかあ。」

その女子生徒・星名夏空は残念そうに言う。

でも僕はすぐにそれが演技だと気づく。