入れ替わり先のブルー      ―パラドックス―

「いやあああああああああ!!!!」

ガゴンッ!!と前にあった全身鏡を、思いっきり殴る。
手に走る鈍痛はどうでもいい。

すると、鏡の中に女が映った。

目を血走らせて私を睨みつけてくる、女の姿が--!

「私を睨むなあッ!! 見てくんじゃねえよ!!!」

鏡の中の– –高野空に似ている女が、”私自身”なんて、今の私は分からなかった。

全身の血が一滴足りともグツグツグツグツと沸騰しているような怒り。