入れ替わり先のブルー      ―パラドックス―

ドサッ、と私に覆い被さるように倒れた海。




– –その脇腹には、深々と、まっすぐにナイフが刺さっていた。

ポケットに入れていた、〝アルモノ〟…こと、折りたたみ式の小さなナイフで脇腹を刺したんだ。

海の下から出て、ナイフを抜いた。

大量の血が部屋中に広がり、鉄の臭いに眉をしかめる。

だが海は、まだ死んでいない。




次は– –