– –「おせーよ。チッ」
昼休み。
頼まれたとおりの物を持って屋上にやってきた私を、汚い言葉と舌打ちでむかえたのは、クラスメイトの高野海。
私はうつむく。
「ごめんなさい……購買が混んでて」
「いいわけとかいらねえよ」
そして、ひったくるように持っていたパック牛乳とカレーパン、アンパンを奪われる。
だが次の瞬間、海は牛乳のフタを開けたかと思うと、それをひっくり返した。
「あっ…!」
中身が屋上の地面を濡らす。
水たまりのようになった牛乳の真ん中に、海は空になったパックを落とした。
「もう牛乳の気分じゃなくなったんだよな~。なのに持ってきた、お前のせいだからな? もちろん後片付け、よろしくな~」
「・・・・・・っ」



