入れ替わり先のブルー      ―パラドックス―

数週間後、私は海がふだん仲のいい男子たちに詰められ、麻奈のことが好き、だと言っていた場面にぐうぜん立ち会った。

たしかに2人はけっこう仲いいし……と、一人で納得。


だから本命のことをする前に、海に精神的ダメージをあたえることにしたのだ。


そして、海が自分を好きなことも、自分が利用されていることも分かっていない麻奈から返信がきた。


『mana:おもしろすぎ〜!!笑』


『mana:もちろんやる!!でもユアがそんなこと考えるなんて〜!!海に恨みでもあんの??』


– –そっか…海にはだれにも分からないようにイジメられているから、麻奈は知らないんだった。

ううん、知らないのは麻奈だけじゃないけど……でも、ここで真実を話すわけにはいかない。


『ユア:まぁ、ちょっといろいろあるの。で、最終確認だけど、やってくれるんだよね?』


『mana:やる!!』


その返信に、ニンマリ笑う。


『ユア:ありがとう』