そして校門で待ち合わせ、空ちゃん– –名前で呼んでと言われたからこう呼ぶことになった– –と一緒に高野家へと歩き出した。 空ちゃんはすごく本好き。 けれど、自分ほどの本好きと出会ったことはないらしい。 だから本に興味をしめしている私(表面上は)に、本のいいところやオススメの本を、終始興奮した様子で語ってくれた。 だが眠ってしまいそうなほど退屈な話で、今度こそ出そうなあくびをこらえながら相槌を打ちまくっていると、やっとのこっさで高野家に到着。