雨のち、片想い。

「幼なじみなんて、もう限界。……ずっと、お前のこと『女』として見てた。…他の男に、取られるなんて考えたくもねーよ。」

熱を帯びた瞳が、真っ直ぐに私を貫く。

「蓮……っ」

「……莉子。俺の全部、お前にやるから。
……お前も、俺だけのものになれよ。」

逃げる隙なんて与えない。
次の瞬間、私の視界から雨の風景が消えた。
重なったのは、驚くほど熱い蓮の唇。

「……ん」

雨音にかき消されそうな、小さな吐息。
一度離れた唇が、次はもっと深く、愛おしむように何度も私を塞ぐ。幼なじみの境界線が、甘い熱に溶かされていくように。

「……大好きだ、莉子。……もう、絶対に離さない。」

耳元で囁かれた低くて甘い声。
雨上がりの虹を待つよりも早く、私は彼という甘い嵐に、心まで全部奪われてしまった。