「……ふーん。二人は両想いなんだ?」
春川さんが視界からいなくなった後、これまでずっと黙っていた優夜くんが初めて声を上げた。
首を動かして隣を見れば、興味深そうにこちらを見上げている優夜くんと視線がぶつかった。
「あ。うん。実は。そうなんだ。といっても、今朝、両想いだったって知ったばっかりなんだけど。ね、千聖くん」
なんだか気恥ずかしくて、わたしは千聖くんに会話のバトンをパスした。
「まあな」
千聖くんも照れているらしく、頭を掻いている。
「そう。良かったよ、やっと二人がくっついてくれて。ずーっとこのままお兄ちゃんが告白しないつもりなら、ぼくが愛理ちゃんに告白しちゃおうかなって思ってたもん」
「は?」
「え?」
わたしと千聖くんはぴたりと動きを止めて、爆弾発言をした優夜くんを見つめた。
「何、その顔。別に意外なことじゃないでしょ? 愛理ちゃんはいつもぼくのために一生懸命になってくれる。好きになるのは自然なことだと思うけど?」
優夜くんは照れもせず、平然とそう言った。
え? え?
優夜くんがわたしのことを好き?
いや、まさか、そんなわけ――グルグルと思考が回って、頭の中は真っ白。
春川さんが視界からいなくなった後、これまでずっと黙っていた優夜くんが初めて声を上げた。
首を動かして隣を見れば、興味深そうにこちらを見上げている優夜くんと視線がぶつかった。
「あ。うん。実は。そうなんだ。といっても、今朝、両想いだったって知ったばっかりなんだけど。ね、千聖くん」
なんだか気恥ずかしくて、わたしは千聖くんに会話のバトンをパスした。
「まあな」
千聖くんも照れているらしく、頭を掻いている。
「そう。良かったよ、やっと二人がくっついてくれて。ずーっとこのままお兄ちゃんが告白しないつもりなら、ぼくが愛理ちゃんに告白しちゃおうかなって思ってたもん」
「は?」
「え?」
わたしと千聖くんはぴたりと動きを止めて、爆弾発言をした優夜くんを見つめた。
「何、その顔。別に意外なことじゃないでしょ? 愛理ちゃんはいつもぼくのために一生懸命になってくれる。好きになるのは自然なことだと思うけど?」
優夜くんは照れもせず、平然とそう言った。
え? え?
優夜くんがわたしのことを好き?
いや、まさか、そんなわけ――グルグルと思考が回って、頭の中は真っ白。

