遠い君と今日、キスをした

試合が始まった。

高校の頃、アドバイスしあっていたのが遠い遠い昔のように、たった4年間で体格、技術がものすごくのびていた。

わたしが知っている顔より幾分か、シャープになっていて、背もたぶん伸びている。

でも、
止められたときの悔しそうな顔も、
シュートが入ったときの嬉しそうな顔も何も変わっていなかった。

「はぁー、好きだわ」

「もー、だから後悔するって言ったじゃん!
あんな、優良物件を逃すなんて」

隣にいた先輩には、聞こえていたらしい