「先程二人で話をしていただろう? 俺たちが今度出かける公務の際に、事故に見せかけてユレイヤを殺そうとしている、と」
「ちょっと、変な言いがかりはやめてちょうだい! あたしはユレイヤ様のことなんて、まったく話題に出していないわ。あたしはただ、リヴェルトの護衛をするからには、絶対に失敗しないよう釘を刺しただけ。そんなの当たり前のことでしょう?」
チェリーヌはそう言ったが、ほんの少しだけ目が泳いでいる。
リヴェルトは小さくため息を吐くと、ちらりと後ろを振り返った。そこには前世でユレイヤが亡くなった時に御者を務めていた男性が立っており、ユレイヤは思わず息を呑む。
「なるほど……御者の男性に金を渡し、合図をしたら馬車から離れて馬を暴れさせるように頼むことも『当たり前』だと――お前はそう言うのか?」
「なっ……! どうしてそれを」
チェリーヌは目を見開き、キョロキョロと辺りを見回す。いつの間にかチェリーヌの周りには複数の騎士がおり、彼女のことを取り囲んでいた。
「たしかにお前は直接的なことはなにも言っていない。けれど、こちらには確たる証拠がある。もう言い逃れはできないぞ」
「あっ……あぁ……」
光った剣先がチェリーヌに突きつけられる。チェリーヌはその場にぺたりとへたり込んだ。
「ちょっと、変な言いがかりはやめてちょうだい! あたしはユレイヤ様のことなんて、まったく話題に出していないわ。あたしはただ、リヴェルトの護衛をするからには、絶対に失敗しないよう釘を刺しただけ。そんなの当たり前のことでしょう?」
チェリーヌはそう言ったが、ほんの少しだけ目が泳いでいる。
リヴェルトは小さくため息を吐くと、ちらりと後ろを振り返った。そこには前世でユレイヤが亡くなった時に御者を務めていた男性が立っており、ユレイヤは思わず息を呑む。
「なるほど……御者の男性に金を渡し、合図をしたら馬車から離れて馬を暴れさせるように頼むことも『当たり前』だと――お前はそう言うのか?」
「なっ……! どうしてそれを」
チェリーヌは目を見開き、キョロキョロと辺りを見回す。いつの間にかチェリーヌの周りには複数の騎士がおり、彼女のことを取り囲んでいた。
「たしかにお前は直接的なことはなにも言っていない。けれど、こちらには確たる証拠がある。もう言い逃れはできないぞ」
「あっ……あぁ……」
光った剣先がチェリーヌに突きつけられる。チェリーヌはその場にぺたりとへたり込んだ。



