「リーヴェス様、姉は国で一番の美人なんです!」
「え? ……うん。そうだね」
困惑しているリーヴェス様をよそに、わたしは身を乗り出した。
「お姉様ほど美しい女性は、世界広しといえど、どこにもいないと思うんです! 存在自体が光り輝いていますし、まさに手の届かない高嶺の花! 何億もの価値がある宝石すらお姉様の前では霞むほどお綺麗なんです! かと思いきや、本当に気さくで、ひとたび夜会に出席すれば、男性たちがこぞって姉にダンスを申し込むでしょう? そんな最高の女性を手放すなんて、ありえないと思いませんか?」
一気にそこまで言い終えると、わたしは肩で息をする。すると、それまで黙って聞いていたリーヴェス様がプルプルと体を震わせ、こらえきれないといった様子で笑いはじめた。
「エステルは本当にルチアのことが好きなんだね」
おまけに頭をポンポンと撫でられて、わたしは顔が赤くなる。
「そ、れは……当然です。お姉様は本当に素敵な女性ですもの」
「うん、そうだね。だけど僕は、好きなものを好きだと素直に言えるエステルのことがとても好きだよ」
次いで手の甲にキスを落とされ「僕のことも好きなんだよね?」なんて言われてしまい、心臓が爆発しそうな心地がした。
「あれは――嘘です! 忘れてください」
「嫌だよ」
リーヴェス様が微笑む。いたずらっぽい笑顔がとても憎たらしくて――たまらなく好きだ。それじゃいけない、とわたしは首を横に振った。
「え? ……うん。そうだね」
困惑しているリーヴェス様をよそに、わたしは身を乗り出した。
「お姉様ほど美しい女性は、世界広しといえど、どこにもいないと思うんです! 存在自体が光り輝いていますし、まさに手の届かない高嶺の花! 何億もの価値がある宝石すらお姉様の前では霞むほどお綺麗なんです! かと思いきや、本当に気さくで、ひとたび夜会に出席すれば、男性たちがこぞって姉にダンスを申し込むでしょう? そんな最高の女性を手放すなんて、ありえないと思いませんか?」
一気にそこまで言い終えると、わたしは肩で息をする。すると、それまで黙って聞いていたリーヴェス様がプルプルと体を震わせ、こらえきれないといった様子で笑いはじめた。
「エステルは本当にルチアのことが好きなんだね」
おまけに頭をポンポンと撫でられて、わたしは顔が赤くなる。
「そ、れは……当然です。お姉様は本当に素敵な女性ですもの」
「うん、そうだね。だけど僕は、好きなものを好きだと素直に言えるエステルのことがとても好きだよ」
次いで手の甲にキスを落とされ「僕のことも好きなんだよね?」なんて言われてしまい、心臓が爆発しそうな心地がした。
「あれは――嘘です! 忘れてください」
「嫌だよ」
リーヴェス様が微笑む。いたずらっぽい笑顔がとても憎たらしくて――たまらなく好きだ。それじゃいけない、とわたしは首を横に振った。



