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リーヴェス様はそれから、毎日のように我が家にやってきて、わたしと話をしたがった。
「エステルが好きだよ」
「君と結婚したいんだ」
「どうか僕との結婚を受け入れてほしい」
大好きな人からそんなふうに言われて、嬉しくない女なんていないと思う。だけど、嬉しい気持ちと同じくらい、わたしは辛かったし悲しかった。
(お姉様はいったい、どんなお気持ちなの?)
もしもリーヴェス様の気持ちを優先して身を引いたのだとしたら、きっと苦しいに違いない。二人の仲は至って良好だったし、誰が見てもお似合いだったから。
だけど、お姉様はわたしたちを見ながら、とても嬉しそうに笑うのだ。幼い頃に大切なものを譲ってくれたときと同じ、優しくて温かい笑顔で。
(聞けない)
そんなことをしたら、罪悪感に押しつぶされてしまう。大好きなお姉様に辛い思いをさせる自分がとても嫌いだ。
だから、なんとしても、お姉様とリーヴェス様が無事に結婚できるようにしなきゃいけないんだけど。
リーヴェス様はそれから、毎日のように我が家にやってきて、わたしと話をしたがった。
「エステルが好きだよ」
「君と結婚したいんだ」
「どうか僕との結婚を受け入れてほしい」
大好きな人からそんなふうに言われて、嬉しくない女なんていないと思う。だけど、嬉しい気持ちと同じくらい、わたしは辛かったし悲しかった。
(お姉様はいったい、どんなお気持ちなの?)
もしもリーヴェス様の気持ちを優先して身を引いたのだとしたら、きっと苦しいに違いない。二人の仲は至って良好だったし、誰が見てもお似合いだったから。
だけど、お姉様はわたしたちを見ながら、とても嬉しそうに笑うのだ。幼い頃に大切なものを譲ってくれたときと同じ、優しくて温かい笑顔で。
(聞けない)
そんなことをしたら、罪悪感に押しつぶされてしまう。大好きなお姉様に辛い思いをさせる自分がとても嫌いだ。
だから、なんとしても、お姉様とリーヴェス様が無事に結婚できるようにしなきゃいけないんだけど。



