「ん、どーいたしまして。素直に言えて偉い偉い」 「っ」 褒めるように頬にかかる髪をするっと一房、滑るように撫でた。 頬へと指先が微かに触れただけなのに、そこから一気に熱が広がる。 ……ほんとにもう これだからずるいんだ。 さっきまで怒ってたくせにこっちの気持ちもしらずにさらっと甘やかしてくるから手に負えない……。 イケメンって、ずるい。 反抗心むき出しで噛みついてた私が、ちょっと子どもだった。 ……まあ、踏んだのはやり過ぎだった。ほんと。