幼なじみ注意報



「「「ええええええええ!?」」」





本日2度目の大絶叫。


教室が、完全にひっくり返った。





「幼なじみ!?」


「いつから!?」


「そんな話聞いてない!!」


「ちょ、待って待って」


「毎朝一緒に来てたのってそういうこと!?」


「てっきり付き合ってるのかと!?」



「え、てか幼なじみ!?」







質問と悲鳴と混乱が一気に押し寄せる。






「いや、だからって――」


「初キス相手知ってるのはおかしくない!?」


「……っ」





私は机にしがみついたまま、顔を上げられない。



尊はというと、



「別に?
物心つく前から一緒にいるし」





……やめて。

それ以上、余計なこと言わないで。





「それで言うなら、木咲さんのいわゆるファーストキスの相手ってもしかして世良くん」


「さぁ?」




とぼけた声。
動揺もなければ、むしろにこにこと笑っている。



……完ッ全に面白がってるよこれは。