真っ黒なスウェットに身を包んだ部屋の主は、寝起きの悪さで人をひとりヤった後みたいな顔をで眉を歪め、そのまま人の頬っぺたをすくい上げながら握り潰す。
「うるっさいんだよ鶏か、テメェ」
「ふぁーなぁーしぇー(はーなーせー)!!!」
「人の安眠妨害しといて、謝れない口はこの口かなぁー!?」
目を細める尊は、ただでさえ高い身長のくせに見下ろしてくる。
掴まれたまま、ぶにぶにと頬ごと口を揉まれて、
「もがっ、ふぐぁ、も、っつ !」
って、わたしはスクイーズかなにかか!?
こいつ!許すまじ!
元々沸点を超えていたイライラが、噴火する。
