「なんて?」
「ドンキで、セクシーバニーガール買ってきて、着て欲しい」
私は信じられないくらい真摯な姿勢の陽向にこれでもかってくらいの軽蔑の目を向ける。
「嫌」
「お願いお願い!絶対似合うし!一瞬でいいし!」
「嫌。絶対嫌」
「俺が消し飛ばされてもいいのかよ⁉︎」
「そんな下品な未練ある人は消し飛ばされたらいいと思う」
ハッキリ言ってのけるとぐうの音も出なくなったのか、陽向は不貞腐れてベッドに転がった。
そんな姿を見てしまうと、ほんのちょっとだけ、着てあげたほうが良かったかなと後悔する。
……いやいや。
無理、恥ずかしい。
想像しただけで顔が熱くなって私は再び寝転がった。
「……あ」
すると、ベッドの下に光る五百円玉を見つけた。



