「付き合って欲しいんだけど…。」 こう言われた時に私は決めた。 本当に好きな人はいる、 でも、告白を断ることも私にはできなかった…。 「いいよ…。」 私はただ一言返事を告げた。 朝の教室は、誰一人いなくてカンサンとしている。 十萌のお気に入りの時間。 そして、この時間だけは素直になれる。 『大好きなんだよ、冬夜。気がつけ…バカ…。』